時の話題 「冬の安全運転」
これだけ雪の山が出来ると見通しが悪く車も人も注意が必要だ。
とりわけ車の運転には慎重さが求められる。ここで40年ほど前に稚内署のお巡りさんから教えられた事故を防ぐ運転法の一端をご紹介しよう。
冬場の運転で大事なのは信号がある道路を走行すること。急ぐ際夏場は枝道に入ってもリスクは小さいが、雪が沿道にうず高く積もった冬の見通しは悪くなるのでそれほど神経を使わなくても済む信号機のある幹線道を走れば事故率は小さくなるという。
交通違反を取り締まる警察官が言うのだから安全運転の鉄則といえ、個人的にこの40年間守っている。
安全運転に徹していても起きるのが冬の交通事故で、30年前には東京から帰郷したばかりという30代男性の車が枝道からスリップし幹線道に入り、折から幹線を走行していた筆者の車の横っ腹にぶつかるという〝もらい事故〟を経験した。
この事故を何故鮮明に覚えているかというと事故後の加害者の対処が悪かったからであり、勝手にぶつかってきたのに格段謝罪することなく保険会社任せにしたのである。
事故後の過失割合もあり〝もらい事故〟であっても100対ゼロにはならず、被害の車も動いていれば数10%の過失を科せられること覚えていた方がよい。
人身事故に至らずとも事故を起こすと何やかやと面倒な事があるもので、安全運転に徹しなければならない。
大雪だと除排雪など問題生じるも一番大事なことは自分の運転を過信せず、神経質なほどの慎重さが必要だ。