時の話題 「健康第一に」
寒の入りし留意しなければならないのはヒートショックである。温度の急激な変動により血圧が著しく変わり心筋梗塞や脳卒中などの健康被害を引き起こす。寒い冬の入浴時に起きることが多く亡くなることが多いので要注意だ。
防ぐには脱衣所と浴室を暖房するのが効果的で、湯温を40度以下にし浸かる時間を10分以内にするなどし深酒後の入浴を極力控えるなど対策することが大事だとされている。
今はユニットバスが主流で浴室内を暖める装置があり脱衣所を暖める器具などあるので昔と比べると格段に減っているが用心せねばなるまい。
現代の建物は密閉性が高く大昔に比べると暖かくなっているとはいえ北国の冬は寒く暖がなくては生活できない。灯油や電気の価格が高いのでどこの家庭でも幾らかでも節約しようと試みており、その意識が健康被害を来たす一因になっているのは確かで高齢の方々こそ辛抱しようとする意識が高いことから身体への負担が高まる。
国民皆保険により医療費が軽減されるとはいえ食料品の価格がこれほど高騰すると止むを得ず通院するのを我慢する高齢者が増えているように聞く。我が身第一なので具合が悪ければ受診するようお薦めする。
正月号でのインタビューで工藤市長が市立病院の医師充足に安堵する一方、開業医の高齢化に不安を持っていることを述べていたが掛かりつけ医の存在はマチの医療を守る橋頭堡となる要であり医療の充実は言うは易く行うは難しである。
健康第一の生活を心掛けて戴きたい。