今晩から荒れた天候に 暴風雪警報の恐れも

 発達した低気圧の影響で稚内地方は8日夜遅く~9日にかけて雪を伴った暴風が吹く恐れがある。稚内地方気象台は宗谷南部に暴風雪警報を発表する見込みだが、低気圧の動きによっては稚内など北部にも発表する可能性があり、猛吹雪や吹き溜まりによる交通障害などに警戒を呼びかけている。
 8日夜遅くから陸上で20㍍以上の強い西風が吹き、活発な雪雲の影響により9日朝まで多い所で40㌢の降雪が予想されている。
 低気圧の発達の程度や進路によっては暴風雪となる地域が拡大し警報級の大雪となる可能性もあり、今後発表する防災気象情報に留意してほしいとしている。
 8日午前中、宗谷岬で25・7㍍の最大瞬間風速を観測。午後からは更に風が強まり、波は5㍍と高く、利礼航路は午後の便が欠航した。
 大荒れの予想で国道238号の電光掲示板には「8日~9日にかけて 宗谷地方 暴風雪の恐れ 通行止めの恐れ」と表示されていた。

「抜海~稚咲内区間通行止め」
 8日午後1時から道道稚内天塩線抜海~稚咲内26・7㌔区間が通行止め。

「開運で氷点下2.5度」
 稚内地方気象台によると、8日午前9時過ぎの気温は開運氷点下2・5度、声問同2・8度。
 9日は暴風雪。気温は最低氷点下3度、最高0度を予想。