年頭所感 気象情報入手し被害低減を 木村陽一稚内地方気象台長

 昨年は、元日に令和6年能登半島地震が発生し、宗谷地方にも津波が到達しました。自然災害、その中でも地震や津波は、いつどこで起きるかわからないからこそ、普段からの備えが重要であることを再認識する機会となりました。
 この季節、当地方は発達した低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で、暴風雪や大雪となることがあります。昨年は、暴風雪が数日続き、大きな影響を受けることもありました。こうした現象が予想される場合には、気象台からは、警報や気象情報などを発表しています。気象台からの情報は、報道機関の協力を得て皆様にお届けするとともに、気象庁ホームページを通じて入手することもできます。今後の気象の見通しに関する情報を的確に入手し、被害の低減にお役立てください。
 また、こうした気象情報の利活用推進のため気象台は地域の各種防災イベントにも積極的に取組んでいます。