時の話題 「縁は異なもの」

 男女の縁を指す言葉だが、今回触れるのは読売新聞投稿欄「気流」にあったことを認める。それは50代女性からの投稿で「数年前、新幹線に乗り読書していたところ、隣に乗り合わせた男性も私と同じ本を読んでいた」という話で、気付いた時に「同じ本を読んでいますね」と話しかければいいものの、元来引っ込み思案の女性は言い出すこともなく下車したという。
 その男性と年の差があったのだろうか。近ければ話かけたのではと勝手に思料する。
 男女の仲は赤い糸で結ばれていると言われ知り合って1カ月も経たず結婚するカップルがあるなど一様ではないものの、解れ糸が切れるまでは仲は続き、一生添い遂げる夫婦がある他方、1年経たないのに別れるカップル・夫婦があるのは結ばれるのと同じのようである。
 人は支え合って世を成すそうだが、現実はどうなのか。ウクライナとパレスチナ自治区ガザ地区での紛争のよう斬った斬られるの醜態をさらし無辜なる市民に犠牲を強いることにリーダーとは何者なのかという疑問に突き当たる。
 幸い稚内はこれまで資質を疑われる市長らトップはいないが、今後はどうなるやら。市勢が逸がれる中、野心的なリーダー出る恐れなしとは言わぬも「何とか立て直そう」と気張る人が出る可能性はゼロでない。
 そのトップが暴挙に出ないとも断言できず既に2万人台の人口になった小都市を破壊せぬようなバランス取れた人を望みたい。2年以上先のことだが、市長選候補の一人が個別訪問を始めたそうだ。