学校から直通バス実証運行 稚高と大谷高で

JR宗谷線の沿線自治体などで構成される宗谷本線調査・実証事業協議会による市内2高校から幌延までの直通バスの実証運行が16日から始まった。
稚高、大谷高の2校から帰宅時の直通バスを運行することで地方公共交通の利便性や地域交通のあり方を実証するべく行っているもので、20日までの実証運行では生徒19人が利用する予定。バスは大谷高を出発し、稚高南稚内駅、兜沼駅、豊富駅を経由し幌延駅には午後6時55分に到着する。
16日夜、大谷高を出発するバスには部活など切り上げ帰宅する生徒5人が乗車した。
幌延から通っている1年生の小田莉那さんは普段、バレー部の練習が終了する午後7時半に先生が駅まで送り届けたあとJRで帰宅しており、部活がない日は稚内駅まで徒歩で30分以上かけ移動しているが「学校まで来てくれるバスで帰れるのはありがたく思います」と話していた。
昨夏行った登校時の実証運行では20人が利用しアンケート調査では9割が通学時の利便性が良いなどと好評だった。


