大谷高生と本音で語り合う てっぺん塾 若手企業経営者
稚内信金の若手経営者の会「てっぺん塾」で13日、大谷高生徒たちと本音で語る意見交換会を開き、生徒が感じている街への思いなど語り合った。
将来を担う高校生が今、何を考えているか知り、経営者側も学生に対する疑問や意見を知る機会にと開かれた意見交換会には、てっぺん塾生とオブザーバーとして稚内商工会議所青年部13人、大谷高からは1、3年生28人が参加した。
参加者を前に、本山哲司塾長は「これまでにアンケートなど行ってきたが、本心を面と向かって聞いてみたいと思い開催しました。会話のキャッチボールが出来ればと思います」などと挨拶した。
意見交換会では、生徒側から「出て行った人たちが戻るようなどこにもない地域イベントを開催しては」、「稚内に残れという人がいるが、稚内の良さを教えてほしい」、「稚内では目指す進路に役立てる学校がなく、外に出て行くしかない」などとの意見があり、上司との付き合い方など生徒ならではの考えを話していた。
経営者側は「イベントをするなら街全体を使った大規模なものが良いのでは」、「地方から来た人は食べ物の美味しい所や東京直行便があるなど、意外と利便性がよく住みやすいとの感じている」、「一旦、稚内を離れ様々な体験をした上で、地元で可能ならば起業など選択肢がある」などと企業に入社後の仕事の向き合い方などもアドバイスしていた。