抜海駅の廃止発表 JR北海道 「諦めません」と森町内会長

13日、JR北海道から来年3月15日のダイヤ改正が発表され、最北の木造無人駅として愛された抜海駅の廃止が決まった。
最北にある木造駅舎として鉄道ファンや観光客に親しまれてきた抜海駅は1924年に開業され、今年開駅100周年を迎え、6月23日には100周年記念式典が盛大に開催された。
その後、100周年実行委員会による活動により、駅の存続や自治体管理を求める約6800人の署名を集め提出したものの、市は乗り合いタクシーなどで住民の足を守るメドが立ったことで駅舎の維持管理費中止を決めていた。
100周年実行委員長の森寛泰町内会長は「残念でしょうがない気持ちであり、市は住民のことを考えていないと思っている」と心の内を明かし、「駅舎を残す手段を考えており、まだ諦めていません」とも話していた。


