香港からツアー客 冬季観光 シンガポールも稚内入り

 今月に入り温暖な地域に位置する香港やシンガポールからのツアー客が相次いで稚内入りし、冬の稚内観光を満喫している。
 この時期に最高気温が25度前後ある香港は一年を通じて雪が降らず、現地の旅行者は冬の北海道をセールスポイントに旅行商品を作り、3日前に空路、新千歳空港から道内入りした香港のツアー客15人が4日午後3時過ぎ観光バスでキタカラに立ち寄った。
 稚内駅前広場にある氷点下2度を示していた温度計などの前で、雪を触ったりしていた香港の人達はキタカラ内にある土産物店で稚内の名物などを買っていた。
 日本語が堪能な添乗員によると、この時期は7泊8日で道北や道東などを巡るツアーに人気があり「皆さん北海道のてっぺんに来ることを楽しみにしていました」と話していたが、翌日には宿泊先からバスで宗谷岬を見学したあと、網走に向かった。
 シンガポールではこの時期、小学校などが長期休みに入り家族連れで雪などを見に北海道旅行する人が多く、7泊8日ほどの日程で稚内はじめ札幌、旭川、羅臼などをバスで周遊する。3日夕方にはキタカラにシンガポールのツアー客20人以上が訪れていたという。