上級救命講習を5人受講 稚内駅前商店街振興組合主催
稚内駅前商店街振興組合は稚内消防署で上級救命講習会を開き、参加者が心肺蘇生法などの手順を学んだ。
コロナ禍を経て市民の健康や救命に対する意識向上を受け3年に一度、組合が窓口になり受講者を募って先週末に開催した講習には寺江邦真理事長はじめ一般参加の介護士ら5人が受講した。
救急隊員からAED(自動体外式除細動機)を使った心肺蘇生法や外傷の手当、搬送法など8時間に亘って学び、夏の暑さに備えて熱中症で倒れた人への初期対応、異物を間違えて飲んだ乳幼児への対処方法などもアドバイスを受けた。
参加者の中でバスガイドや旅行会社の添乗員などサービス業に関わる人が受講し、バスガイドの女性は「旅行者と接する時間が多いので、何かあった時に冷静に対応できるよう受講しました」と話し寺江理事長は「今回学んだことを人命救助の際に役立てたい」としている。