最後のカレンダー作る 稚中特支学級 佐伯教育長に寄贈
稚中の特別支援学級の生徒が26日、市の佐伯教育長に手刷りのカレンダーを寄贈した。
同校の特別支援学級では、手刷りのカレンダーを30年以上制作してきたが、2018年に教えることができる先生がいなくなったことや印刷機がなくなって中断。印刷機を借りて今年度限り6年ぶりに復活する事になり生徒4人が7〜11月にかけて月ごとにハロウィンや桜など季節を象徴する絵と、日付も手書きで印刷されたオリジナルのカレンダー作りに取組み完成した。
26日、3年生の成田蓮君、倉健人君、2年生の長内竜珂君、伊藤珠月さんが「来年のカレンダーを是非使ってください」と佐伯教育長の許を訪れカレンダーを贈った。
多いページで10色分の手刷り作業など苦労話をしていた長内君は「最初は大変でしたが出来上がった時は嬉しかったです」と話し、佐伯教育長は「皆さん一人ひとりの頑張りの証。手作りの温かみあるカレンダーを大切に使わせて頂きます」と感謝していた。
カレンダーは、12月7日午前10時半から文化センターで行われる手をつなぐ子らの作品展において1部1150円で販売される。