RACなど若者と意見交換 おでかけミーティングで市長
工藤市長が地域団体と語り合う「おでかけミーティング」が21日午後、市長会議室で開かれ、35歳以下の若者で構成する稚内ロータアクトクラブと市の若手職員も加わって意見交換した。
今年2回目のおでかけミーティングに参加した稚内RACの岩田祐輝会長ら会員5人と20代〜30代後半までの観光、教育、こども課など市職員7人を前に工藤市長は「皆さんと年代の近い職員にも参加してもらい、いつもとは違う会を設定しました。歳を重ねていずれこの街を背負ってもらう世代であり、様々な意見を交わしてほしい」と述べたあと1時間ほど参加者と懇談した。
最初は地域のコミュニティについて、岩田会長からの市内で活動する子育てサークルなどの現状についての質問に、市長は人口減少により地域同士の関係が希薄になっているとした上で「人の繫がりを維持するため、地域コミュニティを守るという思いで取り組みを進めている」と述べ、こども課職員からは子育て世代のお母さん同士が互いに相談し合うサークルなどで活動していることを紹介し子育ての情報発信するアプリ「エール」を説明した。
稚内市の魅力については、市職員から夏が涼しい事や気候を活かした取り組みなどを話し、稚内の強い風が話題に上がった時には、市長は大型風力発電からの電気を供給するため昨年4月に完成した送電網整備などを説明し「民間による地域エネルギー会社による再生可能エネルギーで発電した電気を市民に供給できるよう取り組んでいます」と述べた。
市長は最後に「この街には沢山、若者がいる。交流を深めてほしい」と意見交換会を締め括った。