滑走路など除雪に万全期す 稚内空港 昨夜、作業習熟訓練実施
稚内空港で12日夜、除雪作業慣熟訓練が行われ、空港管理・運営を担う北海道エアポート(HAP)稚内空港事業所など関係者が除雪作業での安全を確認した。
本格的な降雪期を前に行われた訓練には、山本建設など除雪作業を担当する業者と、HAP稚内空港事業所職員ら20人余りが参加。訓練を前に太田次郎所長が「冬の空港運営にとって除雪は大切な作業。皆さんの安全な作業があっての航空機の安全な離発着になります」との訓示に、参加者を代表し山本建設の冨山靖史さんが「安全意識の高揚を図り、無事故・無災害で春を迎えられるよう安全作業を徹底します」と安全宣言した。
このあと2200㍍の滑走路などの除雪作業を担うロータリー除雪車やスイーパ除雪車など11台が出動し、ミゾレが降り視界が悪いなか、滑走路やエプロンで車両間隔などを確かめながら走行訓練をした。
HAPによると、昨冬の除雪は11月11日~3月末まで161回出動。暴風雪などにより1月23日〜27日まで4日間連続し空港を閉鎖した。