週末雑感

 寒気入るも稚内はさほど雪も降らず穏やかな立冬(七日)だったものの、札幌の中山峠はくるぶしが埋まるほどの雪が積もり、富士山は観測史上最も遅い初冠雪となった。天候の事を書く分には平穏のようだが、米国大統領選はトランプ前大統領が捲土重来を果たしバイデン現大統領を凌ぐ78歳でとてつもない権力を手中にした。大丈夫かねとの心配をよそにこの高齢者は大層お元気で正に超高齢化社会の〝申し爺〟のようである。
 日本はーと言うと辛うじて自民党総裁選に勝ち総理として衆院選に打って出た石破氏だがトランプ氏より10歳若いのに髪は薄くなり目力も無く三白で威厳を保とうとするが、正体は見破られており、国会予算委員会委員長職を立憲民主党に譲るなど自民党の体たらくは極まっている。
 勝負に勝つか負けるかで運命が変わるのは承知しているとはいえ過酷なものである。
 来年1月20日、大統領に就任するトランプ氏は上院・下院も制するのが確実なことから遣りたい放題の政策を実行するに違いない。日本に対し〝思いやり予算〟ならぬ軍事費の大幅増を要求してくるだろうし、日本製品への関税も10%以上にするであろう。そうすれば輸出の花形である自動車の販売は停滞するであろう。
 日本経済をけん引してきた自動車産業が斜陽化することは日本経済が揺らぐことであり恩恵に浴していた関係者は財布のひもを締め経済が回らなくなる可能性が高い。
 あと4行しか無くなった。書き足りない事ごまんとあるのに尻切れとは。情けない。