時の話題 「目から鱗の話」
国際情勢アナリスト(分析家)の及川幸久氏の講演を聴きに文化センターに出掛けた。予想に反し100人以上の人が来ており拝聴したが、目からウロコの話に「ほんまかいな」と訝しみながらも惹き込まれた。
実行委員会のメンバーがコロナワクチン接種に警鐘を鳴らしている方々なので、またその種の話かなと思いきやワクチンだけでなくロシア・ドイツ間のLNG(液化天然ガス)海底トンネル〝ノルドストリーム〟の爆破はロシアとドイツが仲良くならないようバイデン米政権が起こしたこと▽小泉元総理の郵政民営化は米国の意向を受け行ったもの▽政府系ファンドの伸長ーなど聴く中、米国のアトランタ市の税金が高いので市民自らア市の人口のうちの10万人でもって新しい町を作り税金を市民自らの手で少なくしたことには個人的に興味を持った。
及川さんが強調していたのはグローバリズム(物事を国家単位でなく地球的規模で考える主義・政策)に日本など世界各国が支配されているということで「脱炭素化なんて御伽噺だ」と言ってのけたのには異端な人だなとの印象を強く持った。
著書も多く出しておりユーチューバーとして52万人もの登録者がいたというのだから、それなりに認められているのだろう。講演会が終わり名刺交換し互いに挨拶した時には極く一般の常識人であり彼を異端の人と見る筆者こそ世の中のことを知らない田舎爺ではないのかと思った。
北の端だが東京直行便があるという交通の便もあって著名な人が来市した講演には臨場するようにしている。