国際アナリスト及川氏の講演会 グローバリズムを批判
元ユーチューバーとして52万人もの登録者がいた国際情勢アナリスト及川幸久氏(64)の講演会が3日、文化センター小ホールで開かれ、全体主義で世界を支配しようとするグローバリズムの陰謀とも言える手法を批判し政府の国家運営の脆弱さを指摘した。
実行委員会が主催し開かれた講演会演題は「99%の人が知らない政治・メディアの真実とは」。固い内容にも拘らず120人の市民らが集まった。
及川さんはコロナワクチン、LGBT、不法移民などの問題を誰が支配しているのか―と聴衆に語りかけ、風車や太陽光など自然再生エネルギーの導入で電気料金が上がり国民生活が窮乏したドイツとロシアからの液化天然ガス海底トンネル・ノルドストリームを破壊したのはバイデン米国大統領であることを一行も書かなかった大手マスコミの不作為を糾弾しウクライナ戦争でのプーチンの野心説も完全否定した。
日本国内の郵政民営化にも言及し、貯金・保険合わせ350兆円もの資金を求めたのは米国の指図だとした。
政府、自治体とも何かと言えば増税をしようとするが、今の世界の潮流はファンドを使った政府による資金づくりで、どこの国も政府系ファンドを使い世界各国に進出し増税しなくてもいい国家財政を築くことが主眼になっているとし、米国大統領選では「トランプが勝利することが米国はもとより世界を救う」とも述べていた。
参会者との質疑応答が行われ、複数人が質問した中、豊富町の酪農家は林立する風力発電施設に対し懐疑的な意見を述べていた。