時の話題 「感動のコンサート」
妻と昨夜、文化センター大ホールで開かれた南こうせつさんのコンサートに臨場した。
南さんを世に知らしめたのは「神田川」で大ヒットしたのは50年前、筆者が20歳の時であった。女性とは同居していなかったが、知合いの明治大学生が同棲しており、〝神田川風〟で羨望したのを覚えている。「3畳一間」ではなかったようだが、青春という時代の一こまを映しだしていた。
感涙したのは「妹」で筆者にも妹が一人いるのでその歌詞に共鳴するというのか通じるものがあった。
私達の夫婦の横には市長もおり5歳上だが「神田川」で青春を過ごした年代であり、思うに市長も50数年前を想起されていたことであろう。
中国古筝の演奏家・作曲家の伍芳(ウー・ファン)さん、フラウエン、アルメリア、ぽえむ、エンジェル、あじさいなど地元合唱団も招かれており、聴衆と一体化したコンサートになっていた。
800人もの市民で会場が埋め尽くされたのは南さんというスターの存在あるが入場料金が破格の2千円(前売)と安かったこともあり、南さんも自身のコンサートで19年前に来市した時は「7千円くらいでなかったか」と、宝くじを販売する自治総合センターの役割の大きさに触れた後、その後しっかりと年末ジャンボ宝くじのPRをしていた。
語りの上手さは言うまでもなく父親が亡くなり母親がぽつねんと淋しげにしていたので元気付けようと話すと「私、(夫のこと)好きでなかったの」は夫婦のありようを語り心に響くものがあった。