伝統引き継ぎ御神楽 中央小 学習発表会で5年生30人
東北地方の郷土舞踊「みかぐら」を学校の伝統行事として踊り続けている中央小で、先週末にあった学習発表会で5年生が演舞を披露した。小学生からの踊り経験者で児童を指導してきた池野奈穂美さん(39)は「元気良く、素晴らしかった」と子ども達を褒めていた。
30年以上前、夏休みに秋田の劇団「わらび座」の高校生団員らを講師に招き学校でみかぐら教室を開催したのをきっかけに、中央小では学芸会の演目の一つとして御神楽を取り入れている。今年は学芸会から名称を変えた学習発表会で5年生30人が東方地方の稲作などを表現した御神楽の由来などをスライド発表したあと、演舞を披露した。
みかぐら教室卒業生で講師経験者の池野さんはじめ踊り経験者の保護者ら5人が指導に当たり、発表当日、本番を見に来た池野さんは「最初に教えた時より上手になり元気よくカッコイイ踊りでした」と絶賛していた。
川原修子校長は「中央小で歴史ある御神楽は、グランドデザインとして教育の柱になっています。地域の方々に踊りを教えて頂き、本番での子ども達の元気な踊りは何よりも素晴らしかったです。学校の大切な踊りにしていきたい」と話していた。