50周年祝い記念誌作成 環境省北海道地方環境事務所

 環境省北海道地方環境事務所は今年9月に指定から50周年を迎えた利尻礼文サロベツ国立公園の歩みなどを紹介した記念誌を刊行。2800部を制作すると共に、内容を事務所ホームページで公開している。
 1974年9月20日に国内34カ所目、道内6カ所目の国立公園に指定された利尻礼文サロベツ国立公園は、標高1721㍍ある利尻山をシンボルに利尻島と礼文島の約半分、稚内市から豊富町、幌延へ続く海岸砂丘林とサロベツ原野がエリアとなり、指定から50周年を記念し10月5日に利尻町で記念式典が開かれ、節目を祝った。 
 「自然と人と。〜さいはての大地の50年」をタイトルに49㌻に亘る記念誌は、指定から国立公園に関する出来事や国立公園を舞台に活躍する人物、自治体の首長の国立公園を活かした未来像、地域で活動する人が街の魅力などを紹介している。
 環境省稚内自然保護官事務所の広報などの役割を担う中井基嗣利用企画官は記念誌を通じて「この地域に素晴らしい自然環境があること、たくさんの方々の手によってそれが守られてきたこと、50年の節目に改めて知って頂いて未来に引き継ぎたい」と話していた。