外国人実習生受入れ ら・ぷらーさ ジャワ出身の双子姉妹

 老人保健施設ら・ぷらーさが受け入れしたインドネシア人特定技能実習生2人のセレモニーが28日、同所で行われ、職員や利用者のお年寄りが歓迎した。
 ら・ぷらーさでは、介護士の担い手不足から外国人技能実習生を今年初めて受け入れすることになった。
 双子姉妹フィトリヤナ・ヌリヤナさんとフィトリヤニ・ヌリヤニさん(ともに19歳)は西ジャワのチアンジュール出身。今月10日から札幌で研修を受け25日に稚内入りした。
 初出勤となった28日、職員やお年寄りが集まった歓迎セレモニーが行われ、ヌリヤナさんは「両親が高齢になったら介護したいと思い経験を積むために来ました」、ヌリヤニさんは「介護の仕事を通して多くの人とコミュニケーションを取り日本語の勉強を頑張ります」などと自己紹介したあと、職員らが「ふるさと」を合唱し、手作りのネームプレートが2人にプレゼントされた。
 異国の地に来た2人は、訪れた稚内に降り立ち「とても寒く風が強い」と話し、5年の実習期間で「介護福祉士(実務経験3年必要)の取得を目指し頑張ります」と目標を語っていた。
 双子の姉妹は、共にショッピングをするなどとても仲好しで、今は一緒のアパートで共同生活を送っており、稚内では「水族館に行ってみたいです」と笑顔を見せていた。
 松田孝太郎事務課長は「法人として初の試みで、これを機に他の事務所でも受け入れして行きたい。2人が先輩となり後輩に教えられる立場になるよう頑張ってほしい」とエールを送っていた。
 これからは認知症専門棟で業務のレクチャーを受け、日本語検定試験に向けた勉強など忙しい日々を送る。

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