大正時代の雛人形展示 重陽の節句で旧瀬戸邸

 旧瀬戸邸に100年以上前の雛人形が飾られ、来館した旅行者が記念撮影などを楽しんでいる。
 重陽の節句に合わせて飾る秋の雛人形は「後のひな」とも呼ばれ3月3日の桃の節句での雛人形を再び飾り、長寿を願って人形を虫干しするという意味があり、日本では江戸時代からの風習となっている。
 今月11日夜に旧瀬戸邸であった稚内和服でおもてなし実行委員会による節句イベント「二胡と重陽の夕べ」に合わせて、瀬戸家に古くからある大正時代の7段飾りが1階大広間に飾られており、来館者は「秋に雛人形が見れるなんて嬉しい」と見入っていた。
 常勤スタッフは「瀬戸邸には2つの雛人形がありますが、大正時代の雛人形を飾るのは3年ぶりになります」と話していた。20日まで飾っている。