牧野さん 全国出場へ 稚高書道部 高文連大会で入賞し

 小樽市で開かれた高文連全道書道大会で、稚高普通科2年生の牧野莉奈さんの臨書作品「裴将軍詩」が北海道高等学校文化連盟賞を受賞し、来年7月に香川県である全国大会の出場を決めた。牧野さんは「練習した成果が実を結び嬉しいです」などと喜びを語った。
 今月9日〜11日にあった全道大会には、道内各地から参加した高校生1・2年生の作品700点余りが出品され、全国大会には17作品が選ばれた。牧野さんの作品は中国唐時代の作家による詩の一部を書き、字体は昭和時代に活躍した北海道の書道家による書き方を真似て黒紙に赤い文字で力強さを表現した。
 小学生の時はサッカー、中学はバスケットボールに熱中し、高校に入ってから書道を始めたという牧野さんは1年生の時に別の大会で全国出場し、自身2度目の大舞台に「全道大会では力強い作品が集まり、字の強さで負けない気持ちを表現しました。全国に向けては更に自分らしい字で頑張りたい」と意欲を燃やしている。
 書道部顧問の伊藤祐亮教諭は「牧野さんが人一倍努力した結果で頑張りました」と教え子を称え、稚高としては高文連の全国大会は4年ぶりでもあり「北海道、稚内代表として頑張ってほしい」とエールを送っていた。

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