民主主義の力で下剋上を 川原田候補来市し演説

 衆院選で立憲民主党から立候補した新人の川原田英世氏(41)が18日、稚内入りし、シティわっかない店前で演説し「地域のための政治を取り戻し、政治とカネという腐り切った政治を変えたい。この一騎打ちの選挙戦にどうか力を貸していただきたい」と支持を訴えた。
 支援者を前に、「古い政治を変え未来を新しく作る。そのために全力で戦います」と演説を始めた川原田氏は5歳の時、家業が破産し10億円近い借金を背負う家庭で育ち、直ぐに高校を出て働き、世界を旅したあと、国会議員の秘書を務めてきたことなど語る中で「金持ちでもなければ特別な知識があるわけではなく私は世襲議員ではない。宗谷地域が人口減少する中、地域の未来を憂いなんとかしなければいけないと考える一人です。相手とは天と地ほどの差があるのかもしれないがこの選挙戦は民主主義の力で下剋上を起こしたい」と話していた。
 税金のルールを守れない政治家がルールを決めていることに対し「普通に暮らす側の人間が間違った政治を変える唯一にして最大のチャンスが選挙」とし地域での人口減が予想よりも進み、一次産業は疲弊し離農が進んでいることに触れ「政治は結果が全て。十数年続けてきた政治、口先ばかりで地域が疲弊し衰退し、働く人の所得はたった数パーセントしか上がっていない。一緒に勝つため力を貸してください」と訴えていた。