週末雑感
2週間ぶりの同題である。きょうから3連休の官庁、会社があるが、大半は2連休だろうし休みがない職種もある。夫々違う立場で生きる人間の集団が国家であり、互いに干渉せず生きているのだが何か家庭内の事件があると興味がそそられるようで何かと詮索好きがいるのも事実だ。
小紙のような仕事をしていると世間話が伝わって来るのがしょっちゅうで「人さまに余計な話をするでない」と社員をたしなめる。誹謗中傷とも言える噂話の真贋を見極め記事として物になるようなら躊躇なく紙面にする。めでたい話ならいいが当人にとって嫌な事を書かれた分には逆恨みされることもあり因果な仕事である。
一時の底曳き網漁のよう景気の良い時はその記事で終始すればいいのだが、景気が悪くなると倒産やM&A(企業の合併・買収)など耳障りの悪い話に及ぶことが多々あり、最近では稚内では大手の水産会社の大手商社のM&Aは最たることであろうか。
日本は官高民低の社会と言われるが、大企業と中企業以外の小・零細企業の凋落が最近つとに著しく元気が無くなっている他方、政府など官高ぶりは目を覆うほどで、筆者個人として公務員が跋扈する様子には正直げんなりしている。
自分の期するようにならないのが人の世とはいえ1960~70年代のよう民間活力がリードする社会が再来するようなダイナミズムを待ちたい。
官依存が高まる稚内経済。水産、公共工事だけでない他の部門での活性化を期待したい。データセンター誘致、うってつけだ。