稚内ブースに長蛇の列 北海道フェア 市と東京稚内会出展

 東京の代々木公園で3日〜6日まで開催された食の祭典「北海道フェアin代々木ザ・北海食道」に出店した東京稚内会(葛西邦治会長)と稚内市との共同ブースは、実演の焼きコーナーに順番待ちの列ができるほど盛況を呈し、稚内の海産物などを首都圏の人たちにPRした。
 北海道物産展としては国内最大の屋外型の北海道フェアは4日間開かれ、道内各地から出店された80以上のブースで特産品を求める来場者で込み合っていた。
 東京稚内会と市の共同ブースでの焼きコーナーでホタテバター焼き、焼きツブ、焼きタコ、焼きほっけスティックなどが販売され、期間を通じて悪天候となり2日目までは人の動きは鈍かったが、後半からの週末には多くの人出となり焼きつぶや焼きタコなど用意した分が完売した。
 加工品もほっけくんせいスティックや蛸と昆布のアヒージョなど殆どの品が飛ぶように売れた。
 東京稚内会の葛西会長ら会員12人と共に稚内ブースでPRした稚内市の担当者は「初日から雨で前半は人出は少なかったですが、最終日の6日は焼きコーナーに20人以上が列を作り盛況だった。宗谷の味をPRできました」と話していた。
 東京などを拠点にプロの演奏家として活躍する郡尚恵さんは東京稚内会会員として3日と4日にブースに立ち「〝日本の最北端から来ました〟と声掛けすると必ず立ち止まってくれる方が多くいました。仕事の関係で2日間の午前中だけしかお手伝いすることができませんでしたがもっと長く店にいたかったです。稚内人としてまだまだアピールしたいことがありました」と本紙にメールがあった。