時の話題 「衆院あす解散」

 衆院は明9日解散され15日に選挙が公示され27日に投開票が行われる。
 定数465人に対し970人ほどの立候補が予定され、裏金事件のうち要職を務めていた6人に対し自民党執行部は公認せず、ほかの関係議員に関しては原則、公認するも比例との重複立候補は認めない方針を示した。
 北海道12区には現職の武部新氏(53)=当選4回、農水副大臣=ほか立憲民主党の川原田英生氏(40)=元網走市議=、日本共産党の畠山和也氏(51)=元衆議=が立候補する予定にある。
 3候補予定者とも選挙に向け既に始動しており、川原田氏は何度か稚内入りし辻立ち含め関係者の許を訪れており10日には稚内プレス社にも来社する。畠山氏も9日に来社する予定だが、新内閣で農水副大臣に就任した武部氏は地元入り出来ずとも宗谷・稚内市連合後援会の事務所開きは12日に行われる。
 日本一広い選挙区での戦いだけに候補者は勿論、後援会(公示後は選対事務所)事務所の活動が集票に重きをなすので各陣営とも必死の戦いを展開することになる。
 選挙戦は政治資金パーティー益金のキックバック→裏金という逆風に自民党議員はさらされているので自民党が議席を減らすのは必至の状況で、公明党入れた与党の過半数割れさえも一部では憶測されている。
 無役の時は歯に衣着せぬ言動をしていた石破氏の総裁・総理になった途端の変節を訝しむ声が上がる一方、どっしり感がある野田代表率いる立民党。まさにしのぎ削る選挙戦になりそうである。