2ルート試走してみる 観光協会 新自転車コース選定向け

 稚内観光協会は30日午後、新たなサイクリングルート選定のためノシャップ岬や稚内公園周辺などをコースに試走会を実施した。
 レンタルサイクル事業を実施している協会では、自転車を借りた旅行者に対しキタカラから宗谷岬、ノシャップ岬やこうほねの家などを回る60~70㌔の2本をコースを紹介しているものの、いずれも距離が長く「一日をかけて回らないといけない」、「サイクリング初心者には長いコースで難しい」との声があがっていた。
 9月からモデルコースを検討している協会では30日、自転車初心者でも回れるよう稚内駅前からスタートし①山下通り~ノシャップ岬~産業道路などを走る10㌔コース②北門神社~稚内公園~北防波堤ドームなどを回る約4・7㌔のコースの試走会を行った。
 参加した協会職員や自転車愛好者ら9人が2手に分かれて午後1時前に駅前をスタートし、1時間ほどで戻ってきた①班は「山下通りは神社、仏閣があり外国人観光客は興味を持ちそう」などとの感想が聞かれ、1時半後に帰ってきた②班は「電動付き自転車だったので、公園の登り坂も楽に上がれたが、公園コースを紹介するのに旅行者は迷う可能性もあるので、ガイドが必要」などと指摘していた。
 協会では今月中に意見交換会を開いた上で来年度に向けて今回、試走したルートのサイクリングマップを作成したいとしている。