指さしシート作成 観光協会 インバウンド対応
稚内観光協会は新規事業として、外国人向けに観光案内を指さしを行い意思の疎通を図る「指さしコミュニケーションシート」を作った。編集作業に関わった職員の山上莉奈さん(21)は「絵や文章を見て分かるように作りました」と外国人観光客の利用を呼びかけている。
コロナ禍が明けた昨年5月頃から増えている外国人のインバウンド対応促進事業として、元ALTで現在は稚内市地域おこし協力隊員として働くジェイコブさんと英語が堪能なゲストハウス「モシリパ」を経営する武重謙・美亜さん夫妻の協力を得て作成した。
全28㌻に亘る指さしシートは会計の仕方や宗谷岬に向かう案内、飲食店でのオーダーの仕方、バスなど公共交通の乗り方などを英語と中国語で表示され指さしすると分かるようになっている。
このツールは協会会員の飲食店や土産、ホテルなどの約80事業所に順次配布される。協会は「外国人観光客の皆さんが快適に稚内での時間を過ごせるお手伝いになることでの会員事業者の外国観光客に対しコミュニケーションへのハードルを乗り越えるツールとして活用して頂きたい」としている。