車両侵入、後絶たず 潮見小前市道 稚内署「厳守を」と

 潮見が丘小前の市道は、児童たちの登校時の安全確保のため、午前7時半〜午前8時半まで通行禁止にされているにも拘らず、毎日のようにルールを守らない車両が通り児童たちの安全を脅かしている。
 児童たちの通学路となっている同校前の市道332㍍区間は、交通安全のため時間制限を設け通行禁止にされているが、毎朝のように市道を通り抜ける車両や送迎の車両が後を絶たない。
 秋の全国交通安全運動が始まり、潮見が丘校区の交通指導員として登校時に見守り活動をしている男性によると、25日と27日も数台の車両が進入しているのを目撃しており「登校時はたくさんの子どもたちが歩いているので辞めてもらいたい」と話していた。
 学校側は、保護者には行事の際など不定期ではあるが学校だよりなどを通して通知しており、送迎に関しては順守されているものの通行する車両がいる状況に「万が一に備え児童たちには交通ルールを教えているので、皆さんも守って頂きたい」と呼び掛けている。
 稚内署によると、進入した際は通行禁止違反として違反点数2点、反則金7000円が科せられるとし、高木交通課長は「児童の保護のため車両の乗り入れを制限しており、絶対に守ってもらいたい。万が一、進入する車両があっても後に続くことがないようにしてもらいたい」と警告している。