修復終えたB棟など見学 赤れんが通信所一般公開

 稚内市歴史・まち研究会が維持管理する恵北の稚内赤れんが通信所が28日、一般公開され、市民らが歴史ある建造物を見学した。
 一般公開されたのは今年3月以来6ヶ月ぶりのことで、訪れた市民や歴史好きの人たちが紅葉で色付いた周辺の景色を堪能しながら今年5月~7月の改修で一部の外壁修復を終えたB棟などを見学して回った。
 5年以上をかけB棟の修復工事をほぼ終えたという歴史・まち研究会の富田伸司会長は「これからはコロナで中断していた稚内学などの講座を再開させ、若い人たちに稚内の歴史を伝える取り組みをしたい」と話していた。
 予約があった場合、道内外の赤れんがファン向けに案内役を務めている恵北に住む歴史・まち研究会副会長の熊田要二さんは「今年は外国人の方にも来ていただきました。歴史的価値がある赤れんが通信所を今後も多くの人たちに伝えていきたい」と語っていた。
 29日は午前10時~午後3時まで公開される。