サケ釣り連泊プラン モシリパで10月いっぱい実施

 中央2のゲストハウス「モシリパ」は秋釣りシーズンに合わせた連泊プランを作った。利用した宿泊者には釣ったサケを調理(別料金)するなどし、女将の武重美亜さん(38)は「お客さんが楽しめるサービスと、滞在時間が長くなるようになったら嬉しい」とPRしている。
 夏観光が始まった6月から秋の連休がある9月後半まで全ての客室が満室なるほど忙しいモシリパだが、閑散期に入る9月末からは空き室が増えるようになり、この時期にはサケを求めて遠くは本州や札幌などからも稚内入りする釣り人に便宜を図る秋鮭釣り連泊プランを作り、今月18日から予約を受け付けている。
 以前から秋になると数組程度が稚内周辺や近郊でサケ釣りに来た数組の釣り人が宿泊し、釣った魚を捌いて自分で地方に配送していた。秋サケ釣りが本格化すると東浦方面の砂浜や市内の漁港などが釣り人で込み合うことから今回のプランを作ったという武重さんは「サケ釣りができる10月いっぱいまではプランを設け、期間中大きさで競うモシリパサケ釣り大会のようなものができたら嬉しい。自分も釣りに挑戦したい」と語る。
 東京にいた頃は日本料理屋に勤務していたこともある武重さんは別料金で「宿泊者が釣った魚を調理し発送作業も請け負いたい」とし、今回は試験的なプランだが「利用して頂いた宿泊者から意見を聞いて、次に繋げるサービスも今後、考えていきたい」と話していた。