白い道の景色「絶賛」 きた北海道DMO 台湾自転車協副理事長ら
きた・北海道DMOが招待した台湾の自転車協会など関係者2人が25日稚内入りし、午後、宗谷丘陵の白い道などを自転車で走り「白い道に入る時は絵に描いた光景が目の前に広がり、素晴らしかった」などと感想を語った。
アドベンチャートラベル(AT)を好む個人観光客の誘客促進事業として自転車ツアーなどが盛んな台湾から現地の台湾島横断や島一周ツアーに関わっている台湾自転車協会創設者の林恵中副理事長と、日本の関東圏で台湾人向けの自転車ツアーを企画している旅行会社の曽健洲さんの2人が25日、空路稚内入りし、午後1時過ぎから自転車で宗谷岬のベース宗谷をスタート地点に宗谷丘陵~白い道~宗谷岬までの20㌔を走った。
走行中、丘陵地帯に立ち並ぶ風車郡や放牧されている宗谷牛、白い道など絶景ポイントを写真に撮りながら1時間半ほどのサイクリングを満喫した。
本紙の取材に、林さんは丘陵地帯の風景は台湾では見られない光景で向こうの自転車ツアー愛好者に好まれるサイクリングコースとしたが「宗谷丘陵の歴史などが分かる案内看板などが無く、台湾からグループや個人で来た場合、説明する物が無いと分からないので案内看板があったらいい」などと話していた。
26日はフェリーで利尻に向かい、島内を自転車で走った。27日は名寄、28日は旭川から直行便で台湾に戻る。
台湾からの団体向けのツアーは道北地域では組まれていないが、グループや個人でレンタル自転車を利用して周遊旅行をする人が増えており、DMO担当者は「今回の体験を参考に台湾からの自転者ツアーのきっかけになること期待すると共に、二次交通整備に繋げていきたい」と話していた。