チャーター機最終便見送る FDA 1万196人利用

 6月11日から運航していたFDA(フジドリームエアラインズ)による今季の稚内チャーター便が20日で終わり、稚内市や稚内観光協会など関係者が最終便の静岡行きの乗客68人を見送った。
 稚内間を運航して今年で12年目となるFDAは今季、初夏の稚内観光や利尻・礼文の離島観光に合わせ6月11日~7月31日までと、涼しい秋の観光に合わせ9月12日~20日まで小牧や神戸、中部、松本、福島など19空港から185便運航し最大1万5540人の利用を見込み、市の集計によると、計画の7割近い1万196人(速報値)が利用した。
 空港内コンコースを歩く乗客をガラス越しに稚内観光協会の中場会長、稚内市の北浜建設産業部長ら20人余りと、ゆるキャラ「出汁之介」と「りんぞうくん」が見送ったあと、午後4時過ぎに緑色の機体は静岡に向け離陸した。
 最終便を見送った中場会長は「沢山の利用に感謝しております。来年も多くの便を運航して頂けるよう今後、要望したい」と話していた。