時の話題 「秋の交通安全運動」

 昨年に比べると暑くない夏が過ぎ釣瓶落しの秋になると空気が澄んでいるせいなのか星もくっきり見え、先日の中秋の名月十五夜は他の十一カ月の満月と違い一段と大きく見えたのは視力が衰えたからでもなさそうだ。
 日没が早いものだから西方に車を走らせる時の眩しさと言ったら半端でなく、サンバイザーを下げ過ぎると視界は狭まるので事故の誘因となりかねない。
 という訳でもあるまいが、あすから秋の全国交通安全運動が始まる。期間中の重点項目は夕暮れが早まるのでライトの早め点灯▽歩行者の反射材用品着用▽自転車、原付き自転車利用時のヘルメット着用ほか、スピードダウンとシートベルト全席着用と飲酒運転の防止だ。
 稚内では20日夕、住民大会を開き、出席者だけでなく全市民に事故防止推進意識の啓発をし事故絶滅を期すが過去に遡れば期間中の事故が意外に多いので自分だけは大丈夫という安易な気持ちを持たないようしなければならない。
 住宅街の走行は十分にスピードを落し、十字路では優先道とかは関係なく直ぐ止めれる速度で運転しなければならず、人、自転車そしてシカの飛び出しには注意せねばならない。幹線道では信号を確実に守らなければならない。赤信号は勿論10㍍先の信号が黄色になったらブレーキを踏まなければならない。
 春以降の中央地区の道道、国道で電柱地中化工事による交通規制が未だに続いているが誘導員の指示に従うことばかりでなく誘導員の死角になる場所からの車の乗り入れにも留意すること肝要だ。