マイナ保険証 混乱なきよう 一般質問 市長答弁 ワクチン副反応への周知も
市議会一般質問2日目の19日、安藤秀明議員(日本共産党)、平尾護議員(志政会)、相内玲子議員(無所属)の3議員が質問した。
紙の健康保険証が12月2日で廃止されることを受け、安藤議員からマイナンバーカードの健康保険証の取得状況と利用状況、廃止後の混乱回避のための対策についての質問。工藤市長はマイナ保険証の取得状況に関し今年6月末時点で国民健康保険被保険者数5760人対し、取得者は61・8%の3560人でマイナ保険証による医療機関の受診率は11・4%になると説明し、マイナ保険証の利用促進について「市民の皆さんが混乱しないよう広報紙などを通じ制度の周知に努めていきたい」と述べた。
平尾議員からコロナワクチン接種後の健康被害を訴えた人への予防接種健康被害救済制度の周知方法などの質問に、市長は対象となる人全員に予防票送付時に、制度を記載したリーフレットを同封し10月からの5歳以上を対象として開始する定期接種でも同様に実施し、接種の対象とならない全ての市民にもホームページなどを活用して周知したいとし「副反応など相談には市民の皆さんの不安に寄り添った対応をしていく」と答えた。
ヒグマの目撃情報が相次いでいることを受け、風車建設によるクマの生息環境に与える影響への質問に対して市長は、1990年に春グマ駆除が廃止されて以降、道内全体で個体数が増加。更にエサ不足などでクマの行動範囲が広がり、道内の風力発電が無い地域でも目撃数が増加していることを踏まえ「風力発電の建設とクマ出没の因果関係の証明は難しいものと捉えている」と述べた上で、住民や家畜などを守る策に関し「市民の生命、財産を守るため各種対策を講じていく」とした。
相内議員は育英館大学への支援のあり方などについて質問した。