利尻富士百景の撮影秘話 斉藤マサヨシさん ミュージアムトーク開く

 写真家、斉藤マサヨシさんのミュージアムトーク「利尻富士百景2024」が14日、稚内市樺太記念館で開かれ、参加した人が美しい利尻富士が撮影された写真の秘話について耳を傾けた。
 9月末まで同館で開かれている斉藤さんの写真展「利尻富士百景2024」の特別企画として開かれた。
 トークに参加した人たちを前に斉藤さんは「稚内の西浜で生まれ育ち、利尻富士が生活の一部でした。世界に行き、自分が見てきた利尻富士の風景は素晴らしいものだと気付かされ、10年間続けることが出来ました」などと挨拶した。
 斉藤さんは、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」をイメージし、白波が消波ブロックにぶつかる荒々しい波とその背景に泰然とした利尻富士を撮影した作品、極寒の中、流れ星が銀河を流れる瞬間を写した利尻富士とコラボレーションした作品など10作品一つひとつのテーマや苦労話など丁寧に説明していた。