今年17万4000匹放流 ヒラメ稚魚 抜海、東浦漁港などから

 宗谷管内栽培漁業推進協議会は10日、抜海漁港でヒラメの稚魚4万8000匹を放流した。
 ヒラメの資源保護など目的に平成8年度から行っているもので、昨年度までに637万匹を放流している。
 10日午前11時過ぎ、羽幌の栽培漁業振興公社で4月から飼育されてきた体長7、8㌢のヒラメを積んだトラックが到着。稚内漁協、漁業者、宗谷総合振興局の職員ら10人がトラックから降ろされたヒラメを漁船から大海原に放っていた。
 11日に抜海漁港、12日稚咲内漁港、13日東浦で放流が行われる予定で、今年度は合計で17万4000匹が放流される。
 宗谷総合振興局(水産課)によると、ヒラメは管内で年間平均し15〜30㌧の水揚げがある。