サケ遡上防止柵設ける 稚内市 トベンナイ、チララウスナイ川

 宝来地区にあるトベンナイ川、大黒・末広地区を流れるチララウスナイ川にサケの遡上を防止する防護柵が設置された。
 毎年9月になるとサケが遡上するようになる2河川では、サケ来遊がピークになると群れが遡上し、途中で息絶えた死骸の悪臭が問題化する。このため管理する稚内市(土木課)が設置しているもので9日に市から業務を請け負った土木業者が防護柵を取り付けた。
 トベンナイ川では河口から10㍍ほどの上流に1㍍以上の高さがある柵と防護網が取り付けられ、チララウスナイ川には河口から100㍍ほどの上流2カ所に柵が設置された。
 トベンナイ川で作業していた作業員は「チララウスナイ川で川沿いの住民が捨てたと思われる生活ごみには困っている。毎年、ごみ回収をしてからの作業となり、ごみが川の流れを堰き止め大雨が降った時に洪水の原因になるので、捨てるのは絶対にやめてほしい」と訴えていた。