稚内、利礼など売り込み HAP タイの旅行会社を招待

 北海道エアポート(HAP)は8日~13日まで、インバウンド需要開拓の取り組みとして稚内・利尻・礼文などにタイの旅行会社を視察旅行(ファムツアー)に招待する。
 HAP観光開発部の担当者は「宗谷地区の魅力を伝え、未だ道北まで足を延ばすことが少ないタイからの旅行者を増やしたい」としている。
 タイのバンコク~新千歳空港線の搭乗率向上の取り組みとして、今回は他社とは違う個性的なツアーを得意としているタイムリーのマリタイムトラベルの社長らを招く。
 8日に空路で稚内入りし、宗谷岬や宗谷丘陵の白い道、稚内公園、ノシャップ岬など見学。9日は礼文島の桃岩展望台、10日利尻島1周など、11日名寄に寄り12日札幌、13日に新千歳空港から帰国する。
 HAPの担当者によると、南国で雪が降らないタイの旅行者は冬場に北海道の雪を見たさに来ることはあったが夏から秋の北海道を選ぶことは少なかったので「今回の旅行会社は稚内から知床まで回るコースに興味を持っている。爽やかな気温となる秋の宗谷地区の魅力を伝え、この視察旅行をこれからに繋げていきたい」としている。