藤田選手応援するPV パリパラ自転車競技 父幸洋さんら50余人参加

 パリパラリンピックで稚内出身の藤田征樹選手(39)=藤建設=が出場した自転車ロードタイムトライアル決勝が行われた4日夜、市立図書館でパブリックビューイング(PV)があり、集まった市民は〝頑張れ、けっぱれ、藤田選手〟と書かれた旗を振り、熱い応援を繰り広げた。
 会場には父親の藤田幸洋さんら親族、藤田選手の知人ら50人余りの人達が集まり、競技開始前に佐伯教育長が「稚内の地から藤田選手の追い風になるような熱い応援をしたい。大きな声でエネルギーを届けてほしい」と挨拶し、藤田選手へ〝気合いだ〟と3回大きな声で叫び、会場を盛り上げた。
 日本時間の午後10時前、約28㌔の距離で競う男子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C3)が開始され、藤田選手がスクリーンに映ると大きな歓声が上がり、出場選手10人中、藤田選手は40分14秒50で7位入賞となった。
 レースが終わり、父親の幸洋さんは膝の調子でトラックを欠場したことを踏まえ今回の結果に「完走できただけでも良かった」と息子を労い、7日にある男子個人ロードレース決勝に向けては「メダルの可能性はある。頑張って応援したい」と語った。
 藤田選手と10年以上親交があり、パリに出発する前に自転車をメンテナンスした稚内サイクルの高橋義彦さんは「7日のレースは全力で頑張ってもらいたい」とエールを送っていた。