稚内吹奏楽団、南中吹奏楽部 連続金賞 全道吹奏楽コンクール 稚高も9年ぶり銀賞

3年連続し金賞に輝いた稚内吹奏楽団


C編成で金賞に輝いた南中吹奏楽部

 29日~9月1日まで札幌で開催された第69回北海道吹奏楽コンクール一般小編成の部に出場した稚内吹奏楽団が、3年連続で金賞に輝いた。稚内吹奏楽連盟加盟団体としては3年連続は初めて。
 最終日の1日に一般小編成の部があり、札幌、旭川、帯広、釧路など全道各地から11団体が出場した中、稚内吹奏楽団員は「リベラシオン」という曲を演奏し、高い評価を受けた。
 コロナ禍によって2020年の大会が中止され21年は出場を自粛5年前の19年以降、今回で4大会連続の金賞となり飯沼剛団長(52)は「練習通りの演奏が出来て、今年も金賞を頂きました。稚内地区で3年連続金賞は初めでのことなので、団員一同嬉しく思います」と喜びを語り、中山亮副団長(48)は「大人になっても皆で頑張ることは大切。連続金賞はプレッシャーもありましたが、努力が実り嬉しいです」と話していた。
 楽団がSNSに3年連続金賞受賞の報告を投稿すると「金賞おめでとうございます」などと沢山のメッセージが寄せられていた。
 29日の高校C編成の部に出場した稚高は9年ぶりに銀賞を受賞した。矢橋校長は「生徒たちが頑張った成果」と称えていた。
 第69回北海道吹奏楽コンクール(8月29日〜9月1日札幌)に稚内地区代表として出場した南中吹奏楽部(藤森大翔部長)がC編成で金賞に輝いた。
 全道大会C編成には各地の代表校25校が出場。南中吹奏楽部20人は西村朗「秘儀II」を演奏した。
 顧問の上里龍一先生は「嬉しさはありますが、他の出場校は小学校から楽器をやってる子が殆どで難しい状況でした」と喜びを語りつつも全国への高い壁があることにも言及していた。
 部員に対しては「生徒たちは力を出し切りよく頑張ったと思っております。これが現状でのベストです」と称えていた。
 南中は昨年、B編成で金賞に選ばれており編成が違うが2年連続での金賞受賞となった。