大韓機撃墜から41年 1日北防ドームで子育て平和祈念の日

 大韓航空機撃墜事件の犠牲者らを慰霊する第19回稚内市子育て平和祈念の灯は、9月1日午後6時から北防波堤ドームで行われる。
 昭和58年9月1日に発生した大韓航空機撃墜事件で犠牲となった日本人28人を含む乗客269人の慰霊と世界の恒久平和を願い、ドーム内に100基、活動拠点センター4カ所に各2基ずつ合計108基の燈籠を点灯し犠牲者の御霊を供養する。
 遺族関係者として事件で父親を亡くした山口真史さん(兵庫)、兄を亡くした川名正洋さん(静岡)が出席するほか、事件で親友を亡くし今年5月に自然ガイドの嶋崎暁啓さんのツアーで供養のため宗谷岬の祈り塔を訪れた台湾の男性が、稚内での平和式典出席のため再び来市する。 
 オープニングで世界の平和を願い稚内フラウエンコールとエンジェルボイスが合同で「みどりと愛と平和」を合唱するなどの開会式あと、燈籠に点灯するが、その際での市民の参加を呼びかけている。
 式典前の午後5時15分からワークショップ「ペットボトル灯ろうづくり」が催される。