特殊詐欺被害防止で訓練 稚内署 ローソンで実施

 稚内署は29日、ローソンこまどり五丁目店で特殊詐欺被害防止訓練を行った。
 道内では、7月末までに特殊詐欺による被害が76件(昨年同期85)発生し、被害額は2億2283万円(同2億2106)にも及んでいる。稚内署管内でも支払いで電子マネーを要求される事案などあり、被害を未然に防ぐため訓練が行われた。
 市内のローソン4店舗から集まった従業員ら12人は、被害者役の警察官がサイト利用料など、高額の電子マネーを購入する際の声掛け訓練を行い、聴き取りや通報など一連の手順を確認した。
 稚内署の三原生安係長は「少額でも店舗を分けて購入させることがある。不審な場合は出来るだけお客さんを引き留め、直ぐに110番して欲しい」などと講評していた。