サケ釣り マナー遵守 稚内市など ルール啓発看板設置

 秋サケ釣りで毎年多くの人が集まる市内8カ所の漁港で29日、稚内市など港関係者がルールを守って釣りをするよう啓発する看板を取り付けた。
 9月に入ると稚内港でもサケが釣れるようになり、早朝や夕方にかけ東浦や宗谷などの港には毎年、多くの釣り人が集まってくるがサケ釣りが本格化すると一部の港で水揚げの運送に使うトラックが迂回できないなど迷惑駐車があり、漁協や漁師から苦情が寄せられる。
 釣り人の弁当容器やペットボトルなどのごみの不法投棄などの苦情もあり、稚内市や宗谷総合振興局、宗谷漁協の関係者9人が午前中、東浦、宗谷、富磯の3漁港、午後1時半からは稚内漁協などの関係者10人が声問漁港を皮切りに、恵比須の北船溜り、ノシャップの恵山泊、西稚内、抜海の順で5港を回り「漁業活動の妨げになる場所での駐車、釣りは控えるよう」などと書かれた黄色の看板を設置した。
 市(水産商工課)担当者は「来週には啓発ビラを配り、釣り人の皆さんにルールを守って釣りをするよう呼びかけたい」としている。