採取ままならず散々 コンブ漁 実入り悪く裾枯れも

 晴れ間が広がった29日、宝来~西浜までの前浜でコンブ漁が行われ、採取したあとは家族らが天干しなど作業に汗を流した。
 コンブ漁は旗無し自由操業で7月8日に解禁されて以降、天候不順で初漁が数日遅れ、走りの実入りが悪い影響もあって実が太くなるのを待って漁を遅らせていた漁師もいたが8月になっても雨や曇りの日が多く、採取回数は例年より少ない状況となっている。
 解禁から2ヶ月近くたてば、例年は10回以上漁をしていた宝来地区の漁師はこれまでに6回で、8月に入ってからは2回しか漁をしていないという。雨の日が多く、強い東風が吹いたりして漁に出ることが出来なかった。
 漁師は「今年は全体に実入りが悪く既に裾枯れしているのもある」、別の漁師は「昔と比べ海の環境が変わっているのは間違いない。ただ細目の来年用のコンブは量がある」と話していた。