時の話題 「紙面小さくて」

 タブロイド判で1、2面しかない小さな紙聞なので記事が余り翌日以降に回すことがある。小さな新聞ゆえに川柳コーナーもなかなか掲載されず投稿される方に申し訳なく思っている。
 有料の占いでさえ外すことがあるので致し方ないとは思うもののこの5年ほどプレスの紙面をウィットに富みかつ辛辣な作品で飾っているだけにどうにかして載せるよう願うも外さなければならない事態には断腸の思いにある。
 小紙では「読者コーナー」という読者の忌憚ない意見などのコーナーもあるが、一時ほど投稿される数は減っている。今は1カ月に数回載ればいい所で個人的には淋しい思いをしている。
 人が生きるのには様々なことがあり、中には理不尽なこともあるだろう。相当前になるが、いつぞやは会社の実名を挙げ「残業など多くブラック企業にいつまで勤めればと悩んでおります」との投書があった。その人はその後も名指しされた会社に勤めているのだろうかと気にはなる。
 今は人手不足の世の中である。何も我慢して勤めることはなく、若いのであれば尚更のこと第二の人生を歩むべきであり、一生一度の人生を無駄にしないよう人生の先輩として願っている。
 概して感ずるのは市長や出先機関の長、議員を批判する投稿が少ないが、市議に関して諦めているのか(邪推だがね)。
 稚内をお地蔵さんのように見守るのもよく舌鋒鋭く批判するのも業界の使命なのだが、個人的には新聞は面白くなければ存在価値ないと思っている。