家族連れ 船旅満喫 稚内海保 きのう「りしり」体験航海
稚内海保の巡視船「りしり」の体験航海が25日、稚内沖で行われ家族連れら300人余りが1時間半ほどの船旅を満喫した。
平成28年に配属された「りしり」(1500㌧・全長96㍍)は道北地区で唯一、ヘリコプター甲板付きの巡視船として北の海を守っている。体験航海は平成30年以来6年ぶりとなり午前と午後に分かれて行われ、北防波堤ドーム前を出港し、北へ10㌔先を折り返して往復20㌔のコースを航海した。
午前の部には、親子連れら150人が乗船。午前9時40分に発ち、沖から見る市街地や利尻富士を見たり、航海中は巡視艇「きたかぜ」が放水などを行い、正午前にドーム前に戻った。
家族5人で訪れた3兄弟は「夏休みの最後の思い出になり、楽しかった」と笑顔を見せた。
稚内海保の網部長は「今回のイベントを通じて海上保安の仕事への理解、夏休みで子どもたちの乗船もあり、海の安全を守る仕事に興味を持って頂けたら」と話していた。