時の話題　「自民党総裁選」

　岸田総理の断念表明を受けた自民党総裁選が俄然面白くなってきた。小林鷹之氏（４９）に続き小泉進次郎氏（４３）も手を挙げ今週中には総裁選の定連となった石破茂氏（６７）も出馬表明するようだ。
　推薦人２０人という低くはないハードルあるも来週には河野太郎氏（６１）、林芳正氏（６３）、高市早苗氏（６３）らの表明が見込まれている。ほかに加藤勝信氏（６８）、茂木敏充氏（６８）、斎藤健氏（６５）、上川陽子氏（７１）野田聖子氏（６３）も立候補に意欲的だ。
　一時は岸田氏続投もあるかと見られたが、断念表明し群雄割拠の戦国時代の国盗り合戦の様相になっている。
　乱立しているだけに推薦人確保は難関となっており、高市氏以外の女性（上川、野田）にとってハードル高く断念することになろうか。ほかでは斎藤氏も厳しく加藤氏もおいそれとは行くまい。
　９月１２日に告示され２７日投票とのことだが１回目の投票で過半数を取る候補がおらず上位２人の決選投票になる可能性が高く、そこからが今総裁選の山場になろう。
　無責任な予想をすると小石河（小泉、石破河野）のうちの２人か小林氏、茂木氏が絡んでくるのか。
　決選投票予想もしたいが、紙を汚すのでここらで打ち止めだ。
　自民党派閥の裏金問題を受け同党の信頼は失墜してしまい総裁のすげ替えだけでは国民の信頼を取り戻せないにしても、ほんの一時期を除き政権与党の座に君臨してきた自民党だが、今般の裏金問題では「下野する」という危機感が広がった。
よく言う解党的出直しが迫られている。