風車見学会に52人参加 ユーラス社 樺岡ウインドファーム

 樺岡ウインドファームで10日、風車見学会が開かれ、参加した親子連れが稚内は風力発電に適した地域である事や発電の仕組みなどを学んだ。
 風力発電国内最大手のユーラスエナジーホールディングスとグループ会社の合同会社道北風力(稚内)が、地域貢献活動として開いた風車見学会は、声問市街地から10㌔ほど離れた樺岡ウインドファーム(風車10基・4万2000㌗)で午前と午後の2部に分かれて行われ、親子連れら52人が1基当たり4200㌗Hで発電するブレード(羽根)までの高さ142㍍ある世界最大クラスの風車を真下から見学した。
 ユーラスの担当者から1基当たり風車の発電量は洗濯機を1度に5250台分を動かす電気を作ること▽年間平均風速が7㍍ある稚内は風車を稼働させるのに適した場所であることなどの説明を受けた。風車内部に入る時間もあり、親子4人で訪れた母親は「一般の人は来れる場所では無いので参加しました。子ども達の夏休みの思い出になりました」と話していた。