浴衣着て露店街歩く 街歩きツアー 恋人同士の外国人男女
稚内和服でおもてなし実行委員会(竹内ひとみ代表)による街歩きツアーで10日夜、日本とフランス人ハーフの女学生(19)と恋人関係にあるのブラジル人男性(23)が浴衣を着て南神社祭りの露店街を散策した。2人は「稚内の思い出になりました」と日本の夏祭りを満喫した。
フランス人の父親と稚内出身の母親を持つ女学生は、夏休みを利用し家族3人とボーイフレンドの男性と4人で潮見地区に住む祖父に会うためフランスから来市した。幼少期は稚内で過ごしていた女学生は、里帰りした稚内の思い出として、街歩きツアーに参加し竹内さんに浴衣を着付けてもらったあと、オレンジ通りで行われていた南神社の露店街を歩き、縁日での食べ物などを楽しんだ。
気温は15度前後と肌寒かったが日本語が堪能な女学生は「家族で稚内のお祭りを楽しめて嬉しい」と笑顔を見せた。日本が初めてだというブラジル人男性は「浴衣を来て歩くのは最初、恥ずかしかったけど、日本の伝統的な服を着れて良かったです」と喜んでいた。
案内を終えた竹内さんは「浴衣を着るのには寒かったですが、お二人に日本の文化を紹介できて嬉しいです」と語り、前日には竹内さんの招待でバーベキューを楽しんだという2人は「稚内の方はとても親切で温かい。稚内はとても大好きな街です」と話していた。